お暑う御座います・・・

歩行困難(痛風悪化)で ご迷惑おかけ致しておりますが
杖ついて通常営業・開始しております。

さて、XLスポーツスター 2台、作業報告です。

まずは ’95 XL883


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●ミッション・ブリーザー(ブローバイ)からのオイル吹きが過多な為
メインシャフト・シールの損傷を疑い シール交換した所で止まっていた車両。

*実際には一番の要因は造作されたオイルタンク内のパイプ・ラインの問題・・

●クラッチ滑りも有るとのコトでプレートの交換依頼。

〇クラッチの分解・チェックに進みますが・・・


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〇プレッシャープレート
スプリングシートとスタップリングを組む部分 大きく欠けてます・・

*要交換death....

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〇スチールプレートは ゆがみ等をチェック。
0.15mm以上の隙間(歪み)があれば 要交換。

〇フリクション・プレートは全8枚
総幅(8枚)で 16.787mm以下の場合は 要交換。

〇セット中央のスプリングプレート 若干遊びはありますが〇

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〇大事とってフリクション・プレート交換
ミッションオイルに浸しなじませてから組みます。

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〇現状、プライマリーカバーまで組み上げています。

●とりあえず ’95 XL883 はここまで。


続いて ’01 XL883 !

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●フロントフォーク(レフト側)のオイル漏れ過多で入庫。
キャリパーまでオイルまみれな程・・

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●インナーチューブ 点錆が多く・・・
このままでは新しいシール組む時 傷付けるので 可能な範囲内で研磨します。

*過度な研磨は痩せるので その場合はチューブ交換と成ります。


★フォーク バラす際 違和感・・・・
フォークキャップにスプリングのテンションが全く掛かっていません・・

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〇どう お伝えすればいいのかな?
インナーチューブがケース内で遊んでる状態・・・

過度にロワリングをしたかったのか いや・単純に解っていない者が組んだのか?


バラし前の計測で、チューブ内スプリングの上端から
チューブTOP(上端面)で 33mmもの遊び(空間)がありました・・

*キャップを締め込んだ状態でも 12mmの遊び・・・

*ケース内 洗浄すると過度なアルミ粉混じりのオイルdeath・・・


ブリロード調整をする為に通常、スペーサーカラーを組み、
チューブTOP(上端面)とカラー上端で 0mmを基本 0~25mm間で加減・調整をします。

★今回は t=2mmワッシャー+31mmスペーサーの組み合わせで上端0mmとしました。


テンションかからずインナーが遊んでた結果でしょう・・
シールに負担が掛かり アッパー、ロアー共 ブッシュ等も交換します。

★フォークオイルでギタギタなキャリパー・・洗浄して パッドは乾燥後 面取り作業。

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★昨夜 組み上げ、本日 軽く試乗で完了です!

お待たせ致しました!
後程 御連絡致します。

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