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★H-D '72 FLHbase /Shovel-Rigid GooseNeck

★バルブ・スリーブが落ちて プッシュロッドが曲がり、
タペットも損傷・・・シリンダー/ピストンにも損傷があり 腰上OHとなったグースネック/ショベリジ

[ 過去 作業記録は こちら ]


ひとつ治すと しわ寄せで他がダメになる負のループ・・・

バルブガイド、バルブ、プッシュロッド、リフター、シリンダー、ピストンetc・・・・


やっと 火入れにたどり着いたのですが・・
何度か目の暖気中に、プレッシャー・インジが点灯し 油圧が上がらなくなった・・・・


前回 開けた時 オイルポンプ・ボディ内の傷は気に成っており・・
しかし 使用可能なレベルだと判断していたのですが・・・

オイルポンプ バラします・・・


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★異物が・・・・・

かなり 気を付けて組み直していたのに・・オイルタンク内に残っていたのか・
他の場所に あったものが回ったのか・・


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●画像では わかりにくいですが 
ドライブやアイドル・ギア部の壁面に傷が・・・・

オイルを掻き上げるには 支障が出る程の損傷・・・


ギア、シャフト等に 損傷が見られない為、ボディのみを探したのですが 無い・・

★Assyで 交換をと御依頼を頂きましたが・・・


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★この車両 よりによって ’72年モデル・・

「よりによって」と言うのは ショップさんなら解ってくれると思いますが・・


アフターパーツの オイルポンプは供給量アップが売りです。

[ S&S ]  [ Sifton ] [ JIMS ] どれも 掘削(穴あけ)やプラグ(塞ぐ)加工をし
1981y-と同等のクランクケース仕様に加工する必要があります。


1981-99yの車両に組む場合は ボルトオン(無加工)です!

1936-69yの車両は、基本ボルトオン+一部掘削で給油システムを更新できます

が、1970-72yの車両に組む場合は クランクケースの加工内容が数か所に及びます・・・
単純に 手間なんです・・


今回使用するオイルポンプは
[ S&S ] 31-6203    70-91yBT用 ユニバーサルカバーのものです

オープンプライマリーなので、プライマリーチェーンへの提供は必要ないからです。
(*プライマリーへの提供(供給)の場合は 73y-用のブリーザーギアが別途必要。)


さて、始めます。

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★まずは、オイルオーバーフローの穴の加工(*1970-72y のみ)メクラにさせます。

0.203”(11/64”/5.159mm)のドリルで 深さ0.225”(5.7154mm)拡大する・

のち1/4-20”(6.35mm)のタップでプラグが ガスケット表面と同じか 僅か下になる様に掘る。
で、ロックタイト塗付でプラグで塞ぐ。



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★続いて 圧力バルブリリーフホール
ギアキャビティに圧力リリーフ用の穴あけの加工です ジグ組んで行います。

こちらも 1970-72y のみ・・

0.125”(1/8” 3.175mm)のドリル


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●ケース内に貫通させて バリ取り等 慎重に・・・




★続いて 油圧リフターを組んでいる車両の為、
73y-と同等の リフターに油圧を与える為の加工を施します。


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0.203”(13/64” 5.159mm)のドリルで深さ0.375”(3/8” 9.525mm)の拡張。

のち 1/4-20”タップで プラグの頭が 深さ0.125”~0.150”(3.175~3.81mm)に成る様に
タップし プラグで埋める。


●プラグで埋めた後、ジグ組んで プラグ頭 手前から貫通穴の加工。


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とまぁ 1970-72yの車両は加工が多いんdeath・・・・

これが 「よりによって」な内容death・・・

加工中も 掘削のカス等 入り込まない様 慎重に行います
年式が古い車両は ケース自体も脆いので ほんま慎重に行う必要があります。


クランクケースの加工は以上!

ボディ(カバー)のチェーンオイラー等 不要な部分はメクラにさせ
芯出し(ストレスなく回る場所を探して組む)して、組んで行きます。


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●オイルプレッシャー/スイッチ、既存の銅管オイルラインに合わせフィッティング変更

●ブリーザーバルブ、カムも組んで、リフター、 プッシュロッド、 ガバナー・ポイント時期調整も行います。



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★昨日 オーナーkunに御越し頂き、
老体のワタクシに変わって キック部隊の御願い・・w

空キックでの オイル上げから、火入れまで行ってもらい 無時 動作確認 OKです!

オイル供給量が増えた為、オイル上げも 前回より短時間で完了!


やっと 一安心です。

前後 EXのロッド 微調整して、シリンダーもピストンも新品の為、
扇風機で熱抑えながら 中期の暖気(慣らし)作業へと進めます。

そのあと、継続車検用の一般整備で、取得と進めます。


'72 FLHbase ショベリジ・グースネックは 終焉の目処が付いてきましたが、


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★こちらは '78 FXS1200  ショベル/ローライダー

腰上OH作業が 始まりました・・・


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憶測通り ヘッド/バルブ廻りからの オイル下がりの様ですね。

ピストントップはカーボンだらけですが
シリンダー内壁は キレイなもんです。

ここから前後シリンダー脱し、コンロッド 首振り等のチェックへ進みます。

'72のような 負のスパイラルが起きないことを願うばかりdeath・・・・




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