HARLEY-DAVIDSON 00' TC88 FLSTF
ハーレー ギアドライブカム化 続編です。
前回は カムプレート組み上げまででした。
[ この記事の 前BLOG 02 ]は こちら
ギアカム(カムギア)を組み付けます
*アウターカム・ドライブギア 46Nm. クランクシャフト・ピニオンギア 33Nm.
( 20Nmで仮締 360°戻し 本締)
アウターギア側での バックラッシュ(バックラッシ)の測定に進みます。
バックラッシュとは・・・・
ギア(歯車)間のガタ・遊びのコト。
この遊びが大きいと タペット音のようなカタカタ音が出る・・
この遊びが小さいと ギアの唸り音 ギューンとかヒューンとかが出る。
*遊びが 0 は最も危険・・
ギアサイズが大き過ぎるという事なので 軸心がギアによって押し広げられ
ブッシングの摩耗や シャフトが曲がる・折れるというコトに・・・
各ギア・メーカーにより こちらも推奨数値が異なりますが
今回 S&Sなので推奨指定値は .0005”~.001”内
測定 .0016”÷2なので .0008” OKです
(*指定値内では在りますが リミットに近い数値ではあります・・)
指定値外の場合 範囲内に収まる様に オーバーないしアンダーサイズの
ギアに変えなければなりません・・一安心です
オイルフィルター 入荷しました!
[ PC RACING ]製
冷却効果もあり、清掃メンテナンスで半永久的に使用できるとの事。
アルマイトブラック/ポリッシュフィン
先に組み付けさせて頂いたオイルクーラーに違和感なく ジャスト・フィット
リフター(タペット)廻りに進みます。
リフターは バラシ、各チェック後 組み上げ、オイルに漬けてエア抜きしてあります。
ロッカー ガタ等 各部チェック後 組み直し、オイル注油します。
プッシュロッド インナースプリングとワッシャー 錆てます。
よくある症状ですね・・錆取して錆止め 耐熱のグリス塗っておきます。
リアから組み上げていきます。
トルク値やら 締る順番やら 油圧が落ちるのを待つやら やることだらけで
画像撮ってません・・フロント側 ロッカーまで組み上がってます。
エンジン組み上げ エキゾースト組み上げの間に メーター入荷です。
タコ・メーターを追加したいとの御要望
後付けでの ミニ・タコでは スタイリング的にも芳しくないので
コンビネーションメーターをチョイス。
タコメーター追加に伴う 配線作業。
タコメーター パルスを拾うカプラー部での配線処理後、
併せてシート下の配線も処理します。
始動・試乗し各部 確認作業を行います。
ギアカム(カムギア)特有のメカ・ノイズします。
好き嫌いがハッキリ分かれるノイズです。
歳を重ねる毎 心配性に成るようで・・気にし出すと尚更 気になります
タペット音のようなノイズ・・
ギア間のバックラッシュ値が大きい場合 耳にするノイズですが
測定平均値÷2 .0008”で推奨規定値(.0005”~.001”)内 確認の上 組み上げておりますので
ギア交換によりキツく成ってしまうよりは 現状でOKとします
お待たせ致しました 作業及び試乗、納車準備 完了です
追って御連絡致します。
COLD TURKEY A/S Kustom Psycho Works
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