せっかくの 3連休・・・・

冴え無い天気でしたねェ・・・・

雨の合間をぬって 2台出庫させて頂きました



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250ワイド ロー&ロング EVOソフテイル
フロントマスターの修繕から、構造変更 及び車検取得。

車両詳細はこちら。


もう一台 初ハーレー T/C88 FXST納車
県東部 Uさま 降られる事なく 無事 着かれたとのこと
ほっと 一安心w 楽しんでくださーい


さーて 2017年 新エンジン登場。

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 [ MILWAUKEE EIGHT ] ミルウォーキーエイト

OHVのまま 1気筒4バルブの 8バルブ。

ツインプラグで、107ci (1754cc)と 114ci(1868cc)のラインナップ。
オイルと冷却水 2系統で冷やす ツインクールド。

カムは シングルカムに戻りましたねェ・・・・( ここ大事www)


さて 本題。

現状 大多数を占めるのは、TWIN-CAM( 2カムOHV )

1999年に登場し、今期2016年まで。

ウイークポイントで上げられるのが、
チェーンドライブの カムテンショナー

新型エンジンが シングルカムに戻った事を考えれば
いかに ウイークポイントであったのかが 示唆できますよねェ・・・・


普段 全く見えない部分で
2つ有るテンショナーのシュー交換基準は 2mm。
1万km走行で 0.5~0.8mm磨耗するということは、4万km弱で 要交換。

交換の為には エンジン開けなきゃなりません・・・


出来れば 3万km辺りで、カムカバーのみ外して、
ケース内に シューの破片等ないか 確認大事ですよ。

実際には カバー開けて見えるシューより、
カムプレート裏側のシューの方が、酷い磨耗してる事例が多いですけど・・・

*プレート裏側のシューは、バラさないと見れません


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と、言う事で カスタマイズで御預かり
神奈川の Hさま 2004デュース

ギアカム & ハイカムの御依頼です


ギアカム化の利点は
抵抗が減る、ベアリングの負担軽減、リフト量の制限・選択幅が増し ハイカムが組める等

ギアノイズは 増えてしまいますが・・・・


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ヘッドカバー開けて、ロッカーアーム外して
プッシュロッド抜いて、リフターブロック外して
カムカバー開けて、プレートごと抜き出す(オイルポンプ チェックの為 外してます)


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シャフトのブレ 計測して
カムの インナーベアリングも プレートのベアリングも打ち替えます。

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特殊工具 オンパレード。

チェーンテンショナーの脱着ツール、クランクスプロケットのロック・ツール
カムベアリングの脱着ツール他・・・・

それらだけで 10万超えですよ

カム周りは 作業工程 結構な手術でしょwww

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今回 チョイスしたのは S&S 509G

ギアドライブ&ハイカムで、1.000rpm~4.500rpm 低中速域メイン
通常走行で最も良く使う域なので 御薦めです。

*青いのは アッセンブリー・ペースト
パーツ同士の接触部に塗布して、初期磨耗や カジリを防止する為。

「 青いオイルって あるんですね・・・」 なんて言われた方が おられたので・・・記述します。


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で、組み付け完了。
バックラッシュ(ギアのクリアランス)計測して調整して、カム周り組み付け完了。

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本日 エンジン完了です

明日から リア フラットフェンダー化 作業に入ります。

では

COLD TURKEY A/S  Kustom Psycho Works