★HARLEY-DAVIDSON '01 XL1200S
5速 エボスポ ミッション廻り修繕記録 Vol.02です。
●御依頼内容は [走行中 2速から Nに入らなくなった ]というもの。
[ 1速から Nは入るものの入りずらい ]との症状・
試乗すると それ以外に多々気に成る点が・・・
いわゆる[ 1速カコン ]が酷い・・・
各ギアも繋がるときに若干のギクシャク感が・
上記症状はオーナーさんも感じられていた部分との事で
T/Mバラシと成りました。
★[ ディテントプレート ] 摩耗等なく良好
★[ シフトドラム ] ピン位置も適正
★[ シフターボール ]位置ズレなく良好
ミッション抜き出すと・・・
●メインシャフトのエンド部(Fプーリー側)が茶色く 汚い・・・
錆とグリスが混ざった感じ・
●上記画像の右上のギア メインドライブギア内に 2つのニードルベアリングがセットされているのですが、
そのベアリングが損傷すると 熱やサビなどでシャフト・エンドが茶色くなる事例が多いです。
●プライマリー側 ベアリングは大した損傷は有りませんが
その奥のベアリング 粉砕してますね・・
●見事に粉砕してます・・・
*メインドライブギア内に 2個組まれてるベアリングのうち
奥側だけ粉砕してるというのは 腑に落ちません・・
近しいトコに2個あるベアリングなので、
軸ブレしてれば 両方とも損傷する場所です・さて・・
上記画像は Fプーリー側の メインドライブギアのベアリング部の状態。
*ギアベアリングは oem35051-89
2個必要ですが JIMS /1ヶ¥5.660-tax inもします・・・
ここ数年で価格がホンマ 訳ワカラン程 上がってます・・
コロナ前は ¥2.000-/es位だったのに・・
★シャフトの計測も兼ねて TMバラシます。
★今回は[ 1速カコン ]の対策として
[ Andrews ]メインシャフトの1stギアと カウンターシャフトの 1stギアを交換します。
*[ 1速カコン ]とは
シフトを1速に入れ 走り出す際に ギアが噛み合ってない半クラのような状態から
[ カコンっ ]と 衝撃を感じる繋がり方をする症状・
5速( 91~03y)リジット(ソリッド)マウントのエボスポ、
特に統計ではツインプラグの[ 1200S ]に良く見られる症状です。
★対策品は[ Andrews ]17-9110( V-TWIN)
91-03y XL用 2.61クロスレシオの 1stギアセット。
上記分解図でいうと
⑰のメインシャフトの 1stギアと
㉝のカウンターシャフトの1stギアの交換です。
先に記述したメインドライブギアのニードルベアリングは
粉砕していたのが⑨ 同時交換が⑪
TMバラシなので、㉗カウンターシャフトのニードルベアリング、
㉘シフトシャフトのニードルベアリング等も同時交換です。
各ギアの メイン/カウンターシャフトのニードルベアリング⑯x4も交換です。
当たる山部分(ドック)に傾斜が付いていて(削られていて)
スムーズに噛み合う様になるという対策品。
1速カコン だけでなく、Nにも入りやすく成ります。
★ギアの組み上げは完了。
⑩のメインドライブギアをケースから外し、
現状 ⑨と⑪のベアリング入荷待ちなので、入荷次第ベアリング圧入TM組み上げと進めます。
*デストリビューターさんが 今週いっぱい盆休みで稼働してないんdeath.....
在庫確認、発注は終えています。
暦通りの盆休みから 陸運局が稼働したので
車検をと思ってたのですが・・ヘルパーさんが今週いっぱい盆休み・・・・( 一一)
*ヘルパーさん →オートヘルパー
本車検前に各部チェックしてもらう民間会社です
本車検レーンに入れてから不備が見つかると手間なので、
当方は全ての車両 先にヘルパーにてチェックをしてもらってます。
こちらも昨日 継続車検依頼で入庫!
オヤジの見舞い等 所用で数時間出る事が多い為、
当方は盆休みという形はとらずに営業はしてますが・・・
通常営業通りではないので、もしご来店予定の方は先に御連絡下さい。
宜しく御願い致します。
COLD TURKEY A/S KustomPsychoWorks
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