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★HARLEY-DAVIDSON  '99 EVO/FXST
エボ ソフテイル クランクケース・クラック修繕記録です。

横浜の K様からのご依頼。

御預かりから かなりお時間頂いております・・

現状クランクは割り、当ブレーンと協議中death・・・


クランクケースのクラック修繕には

●当方のような バラシと組み上げを行うショップ
溶接屋
フライス屋
内燃機屋 の連携が必要です。

*内情は控えますが・・皆 やりたがらない作業death・・

*現状ブレーンと協議中のままですが、
バラシの作業記録を記述します。


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★[ S&S ]ハイボリューム・オイルポンプに交換の御依頼も頂いております。

この車両は ’99なので、オイルポンプ組み付けに際し
クランクケース川の 追加加工は無く組めます。


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*ケース座面に ポンプギアが当たり、削れがありますね・・・△
左/ドライブギア 右/アイドルギア

組付けの際 適正トルク(使用するガスケットにより異なる)を守らないと
この様に ギアがヒットしてしまいます・・
*オイル供給の妨げとなります・・



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*Rシリンダーの スタッドボルトが1本抜けません・・・

ケースを割った後 裏側から浸透剤を塗布し、再度 脱作業を試みます・・


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*かなり大きな割れdeath・・・・


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う~ん・・・ 前回の ’92FXDより キツイですね・・

[ '92 EVO/FXD クランクケース修繕記録は こちら ]


この年式のクランクケースは オイル供給穴が有るので
尚更 脆いdeath・・ よって加工も 追加ホール加工が必要で より手間death・・・


*スタッドは内側からの潤滑で 脱出来ましたが
過去リコイルされているようで、こちらも再修繕ですね・



★カムカバー廻り


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カムカバー 座面も こじったような損傷箇所がチラホラ・・・△

傷無くなるまでフライスすると ブリザーバルブ等のクリアランスが崩れるので・・
面研程度で逃がします。


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ブリーザーバルブの内壁、若干削れが見られます・・△
*ホーニングで対処可能レベルかと。

追ってこちらも計測していきます。


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社外のフライホイール・・

こちらも 計測ですね・
組まれてから 低走行のようで 現状芯ブレは適正値内でしたが、
再度組む時 崩れるので。

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と、洗浄しながら各部計測をしています。

現状は 当ブレーン 溶接屋とフライス屋との間で
加工工程を協議中・・・・

皆 プロなので 加工自体出来ない事は有りません
しかし プロなので 手間とコストとリスクに対し 上がりが・・・という事ですね。

御受けした以上 結果を出さなければなりません・・・
引き続き 協議の上 進められるよう尽力致します!


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