★HARLEY-DAVIDSON '02 TC88B FXSTD/Softail Deuse
ツインカム ソフテイルデュースです。
走行中に リアキャリパーがロック(貼り付き)したとの事で
レッカーにて入庫death・・
少し時間を置く(冷やす)と 貼り付きは解除され通常のように機能するとの事でしたが・・
当方 車両御預かり後、
無走行、停止状態でポンピングを繰り返すと キャリパーピストンが戻らない症状を確認しました。
無走行・停止状態なので 摩擦等の熱の問題ではありませんね・
●リア・アクスルのアライメントの不良(車体に対し平行が出てない)のか
●キャリパーないしマスターのパッキン/シール等の不良(硬化等)なのか。
昨年 22/03月に継続車検で整備させて頂いた車両で
リア/ローターの表面が 偏摩耗(凹凸)している点と、
リア/パッド 残厚はあるが、表面に僅かな凸凹があると指摘はさせて頂いてた車両。
リア・アクスル(シャフト)のアライメントは適正。
ここが狂っていると ローターとキャリパー面が均等に当たらず片減り・引きずり等を起こすのですが
という事で、
キャリパーのピストンシールの劣化・硬化か
マスター、キャリパー内に異物混入による詰まりか と推測されます。
Rキャリパー外すには
●Rエキゾースト 脱
●リアアクスル・シャフト 脱
●2次ベルトガード トップ・アンダー共 脱 と色々手間です。
★ブレーキローターの面 粗いdeath・・凹凸
★キャリーパー ピストンの出が不均等deathね・・
*ピストンシールの劣化・硬化か、異物混入の詰まりが要因かと思われます・
★パッド 荒れてますね・・
焼き付き・引きずりで成ったのか 鉄分がサビて固着した為か 定かではありませんが・
キャリパー バラシます。
ピストン エアで抜けてくるモノと 抜けずらいモノとがありますね・
部分的にシールは劣化・硬化しているようです。
ピストン下 劣化したフルードかグリス等なのか
ゲル状で固着してます・・
車検整備時に 毎回フルード交換はしていますが、
この様なゲル状に劣化したものは 抜けてこれず蓄積されてしまい
詰まり等を引き起こしたと考えられます。
★キャリパーは OH、シール全て交換します。
ピストンにカジり 摩耗は見られないので 洗浄・研磨で再利用
パッドは 「ノンアスベストのオーガニック」を組んでいましたが
タッチが柔らかいという利点故に、異物が噛んだ時の損傷が大きいので
今回は「シンタードメタル」に交換します。
★凸凹なブレーキローター(歪みは無い) 表面・面研(フライス)すれば再利用可なのですが
残厚が当然減りますし、加工の業者費も掛かります
当方に 仕様変更で外しストックしてた まともなローター数枚ありましたので
それらと交換します。(Used出し)
↑ 洗浄及び面研後。
*リアがこの状態だったという事は
少なからず フロントも良くはないハズなので・・大事とってバラシます。
リアに比べれば 幾分マシですが、いずれ同じ症状を誘発したでしょう。
車検整備時、フルード交換や、ローター、パッド残確認はしても
キャリパー自体はバラしません・・
フルードの抜け方(エア抜き)が悪かった時は
詰まりや固着を疑い 行いますが。
ロックして事故に繋がるとなると 症状出る前に定期的にOHしたい所ですが・・・
★フロント・パッド 残有りでしたが同時にシンタードに交換します。
前後共 キャリパーOH
マスターは、前後とも滲み等なかった為、洗浄のみでアップです。
当りが付くように試乗をと エンジン始動させるも・・・・
★テールランプ オカシイですね・・w
バルブが上向いてます・・後方を照らしてません・・
テール本体の組み付け 位置間違えてますね・・
この向きが正解です。
右・後方のウインカー グラついてますね・
フェンダーレール外して 締め直しします。
軽く試乗してきました!
Usedのローターと 新品のパッドの為
ラフに当たりは付いたと思いますが、納車後 更に当たりを付けてください。
内訳、御請求書等 作製できましたら改めてご連絡致します。
COLD TURKEY A/S KustomPsychoWorks
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