2001 H-D FLHTCUベース トライク 1600cc
 
油圧が上がらないとの事で入庫です。
 
 
 
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単純に プレッシャーセンサーのイカレであって欲しいと願ってましたが
違いました・・・
 
次に考えられるのは
リリーフバルブの詰まり。
 
 
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以前ボアアップ時に チェーンドライブから
ギアドライブに交換済み
 
 
 
 
リリーフバルブは持っているスプリングの奥です。
 
カムカバー内の カムサポートプレートの中に有る
圧力を逃がす為のバイパスバルブです。
 
ここが詰まると バルブが開きっぱなしになり
オイルが回らなくなります
 
 
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バルブがでてきません・・
固着しています
 
プレート奥の オイルポンプも疑わしいので
バラシます・・
 
 
カムサポートプレートを 外す為には
ヘッドカバーを開け プッシュロッドも抜きます。
 
 
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当然 リフターも落ちる為 ブロックごとバラシます。
 
プレートを カムシャフトごと引き抜きます。
カムは [ S&S ]と [ Andrews ]に交換済み
 
 
奥に見えるのが オイルポンプです。
ボアアップに伴い フューリング7000に交換済み。
 
 
 
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オイルポンプの リングが割れてます・・・
 
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幸い 大きく砕けたものは 全て取り除けましたので
クランク内には スラッジ程度かと思いますが。
 
大事をとり洗浄します。
 
 
リリーフバルブは 完全に固着してます・・
 
 
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ここから 原因探しです
 
バルブが固着しただけで こうなるとは思えません・・
 
最悪 クランクシャフトが歪んでるとか
計測していきます。
 
バルブが固着した原因も探らなければなりません・・・
 
 
 
オーディオ交換も有りますが、
まずは原因究明・・
 
 
COLD TURKEY A/S  Kustom Psycho Works